子どもを持つ親なら誰もが一度は悩む「高校の学費」。
今回は、私立高校に通う息子を持つ私が、高校に入学してから気づいた“お金のリアル”についてお話します。
実は、授業料よりもかかっていた意外な出費がありました。
(※塾代がいちばんかかる、という声もありますが、わが家は塾に通っていないため、今回は除外しています。ご了承ください)
はじめに:高校の費用で気になるのはどこ?
2025年から【高校授業料無償化制度】が拡充され、公立高校は完全無償化となりました。
一方で私立高校も、年間39万6,000円の支援金が受けられ、2026年からはさらに45万7,000円に増額されます。
とはいえ、「中学校より高校のほうが絶対お金かかるよね…」って思ってるご家庭、多いんじゃないでしょうか。
特に、**授業料以外の“見えない出費”**に、なんとなく不安になったり、ドキドキしてしまうことってありますよね。

わが家も老後資金はしっかり貯めたい派なので、ムダな出費はできるだけ避けたくて…
だからこそ、入学前から気になることはとことん調べてました(笑
わが家も老後資金はしっかり貯めたい派なので、ムダな出費はできるだけ避けたくて…
だからこそ、入学前から気になることはとことん調べてました(笑
実際にかかった!高校1年間でいちばん高額だったのは…
結論:授業料より「交通費」がいちばん高かった!
私立高校1年目を終えて気づいたこと。それは、「授業料よりも交通費がかかっていた」ということでした。
【保存版】高校でかかる費用一覧
高校生活にかかるお金を、以下の3つに分類してみました。
1. 学費関連
- 授業料
- 入学金
- 施設費・設備費
- 教材費・教科書代
- 制服代
- PTA会費・後援会費
- 修学旅行費
- 通学費(交通費)
2. 部活動・課外活動費
- 部活動費(道具代、ユニフォーム代、遠征費など)
- 講習・模試代(大学受験対策)
3. その他
- 昼食代(お弁当・学食など)
- 文房具・学用品(ノート、ペン、カバンなど)
授業料は支援金でかなり軽減される!
2026年からの私立高校の支援金(年45万7,000円)が適用されると…
例:授業料 約47万2,000円の場合
⇒ 実質負担:月1,250円(今は月7,860円)に!
授業料の負担はかなり軽くなるのですが、それ以外の費用が意外と多いんです。
具体的な費用明細(私立高校・1年目)
- 修学旅行費:13,500円
- 通学費(交通費):年間 約225,000円
└ 電車+バス代で1日約800円。
└ 土日はバスが運行していないため、交通手段が増えたり、送迎が必要なことも。
└ 居残り練習や補講の日は、スクールバスが使えず電車で帰宅などの追加負担も。 - 部活動費:月最低 約5,000円(昼食代や備品など)
- その他の交通費:部活の大会や練習での移動費も別途発生
想定外だった“交通費”の落とし穴
「部活の送り迎えは親がするから大丈夫」と思っていたのですが、実際は予定が合わず電車で通ってもらうことも多く、想定以上の交通費がかかることに気づきました。

息子の高校は、地域的にもまーまー遠い高校に通っています。
・車で30分
・電車→バスで1時間以上
高校の場所や活動内容によって、交通費はかなり差が出ます。
まとめ:交通費がいちばんかかることもある!
まだまだ、私立高校=授業料が高い、というイメージが強いかもしれませんが、
「通学距離」や「部活動の移動」などにより、交通費が最も大きな負担になるケースもあると、
今回の体験から実感しました。
もちろん、授業料が70万円近い高校もありますし、塾に通えば夏期講習だけで数万円~十数万円がかかるご家庭もあるでしょう。
でもこの記事では、「お小遣いや雑費よりも交通費が家計を圧迫するパターンもある」ということを、ぜひ知っていただきたいと思い、シェアさせていただきました。
あとがき
「高校の学費って何がかかるの?」と不安な方に、少しでもリアルな参考になれば嬉しいです。
わが家のように、「意外な出費」に驚かないためにも、できるだけ具体的な想定と準備が大切だと実感しています。
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●高校無償化について詳しくはコチラ⇩
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